Helter-SKelter

アニメとゲームが生き甲斐の偏屈者

20231007:まどかマギカ一番くじ「StarlightMagiccraft」を引いた話と争奪戦

振り返りでも日記をつけようという試みのタイトルです。

2023年10月7日。 「一番くじ 『魔法少女まどか☆マギカ』 ~StarlightMagiccraft~」を発売日に引いてた話と、争奪戦についての個人的な見解。

10月7日

特に目覚ましをかけるわけでもなく、10時過ぎに起きてそのまま出発。

ところが、最寄りの川崎駅前にある2店舗が開店30分で完売していたことを知る。くじ引きのタイムロスも考えれば、開店前から並んでいたということである。

まどマギは好きだし、マギレコも6年皆勤賞やってるけど、欲しいグッズがないからといって、最近のコラボの完売スピードを対岸の火事だと思っていた。ファンの熱量をナメていた。彼らはまさしくfanatic/熱狂的・狂信的なのだと思った。

……とは思いつつも、一瞬で考えを切り替えて移動を開始。「あそこならあるだろう」と思って――みなとみらい・バンダイナムコ Cross Store 横浜「一番くじ公式ショップ 横浜ワールドポーターズ店」を目指す。

11時過ぎに目的地へ到着。1会計10回制限、昼食も挟みながら並び直しを繰り返した結果がこちら。

A賞 まどかアクスタ:1個
B賞 ほむらアクスタ:2個
E賞 杏子アクスタ:1個
G賞 描き下ろしクリアポスター:5個
H賞 メモリアルクリアポスター:6個
I賞 アクリルマスコット:15個
J賞 魔法少女アクリルマスコット:5個
合計:35回+ラストワン賞1個

上位賞と同じイラストのG賞ポスター、身につけて使いやすそうなアルティメットまどか・悪魔ほむら紋章のI賞アクキーだけでも……と思っていたはずなのに、ほむほむ派は結局B賞欲しさに屈した。

ほむらダブり・杏子オンリーという状況が悩ましい。ほむらを下取りに出してさやかを揃えてるか、逆に杏子を出してまどほむ2セットにしてしまうか……?

しかし、4/35で上位賞を引いておまけのラストワン賞も入手している上振れの結果、全国的な争奪戦の様相を思えば、なんと贅沢な悩みだろうか。

ところで、アクリルスタンドをあまり多く買わないので、今回の上位賞「BIGアクリルスタンド」が本当に初体験のBIGサイズで驚いた。

AB賞とG賞の比較。イラスト自体は同じで、衣装や髪は見切れているものの、G賞ポスターの方がA4サイズで縦には大きい。(お陰でG賞すら競争率が高くて絵柄毎の捌け具合に差が出る。杏さや柄は交換取引分の到着待ち……)

しかしそれでも高さ約20cm、人間に換算して1/7~1/8程度。フィギュアにも引けを取らないサイズで、それが「立つ」というのはかなり存在感を意識させられる。(未開封なので支えて立てていますが)

普段マギレコを遊んでるiPad mini(2019年モデル第5世代)と比べても、アクスタの高さ≒iPadの大きさで、縦画面表示にしたキャラともほぼ同じ大きさ……

比較対象のせいで大きいのか小さいのかよくわからなくなっちゃったよ!!!!

(オチなし)

なぜ争奪戦になったのか

自分の行動範囲の川崎~横浜近辺は軒並み開店30分程度、全国的にも当日中の完売が報告されているところが多く見受けられる。

取扱店舗の少なさ

まどマギの放送10年以上経った今でも(叛逆の物語上映から数えると今年がちょうど10年目)熱心なファンがいることは言うまでも無く、グッズは定期的に発売されており、最近でも 6月のアベイル(しまむら)コラボが即完売→9月に再販、直前に始まった9月末のドンキコラボ事後通販ありとはいえ、店頭分はやはり即完売だったという。メジャーな店舗だし転売目的の買い占めの対象にされてる可能性もありそうだけど。

にも拘わらず、今回の一番くじは取扱店舗が少ない。

熱心なファンがいるとはいえ世間一般的には「10年以上のアニメ」であり、その間にアニメは何本も放送されているし、それこそかつてのまどマギを上回るような「覇権」「社会現象」と言える作品も少なくない。現在もサービスが続く「マギアレコード(マギレコ)」も、群雄割拠のアプリゲーム業界では「既存ファン向け」の域を出ていない感がある。

このような事情もあってか、まどマギの一番くじは長らく発売されていなかった。全賞がフィギュアやキャンバスボードなどである特殊な商品を除外すると、次点は2018年4月の「マギレコ第三弾」で5年半前*1、「まどマギ」に限定するなら2016年10月の「MagicCraft IIII」まで遡り、実に8年ぶりとなる。

大きなブランクがあって発注数の見積もりも甘かったらしく、コンビニでは取り扱わず、ヨドバシ・ドンキ・ツタヤといった大手チェーン量販店でも取り扱いはまちまち。関東地方でも市内・区内で1店舗は当たり前。極端な例を挙げれば、関東地方でも群馬県「県内で」2店舗という惨状。

まどマギだからって群馬を選んだわけじゃないです

ロット内のアソート設定の悪さ

取扱店舗の少なさに加えて争奪戦に拍車をかけているのが、アソートの設定。

一番くじは全賞70~80本分がセットの「ロット」という単位で発注され、何が何個あるという「アソート」の比率もロットで固定されている。フィギュアや大判ポスターなどの目玉商品、上位賞は1ロット内に1~2個であることがほとんどである。

ロット単位では5万以上という高額商品。大型店や専門店でもせいぜい3ロット、普通は1ロットの発注で、「何でも良いから引いてみたい」ではなく「B賞が絶対欲しい」のような一点狙いだと「店に当たりが1~2個」という、とても厳しい状況に陥りやすい。

そして問題なのが今回のアソート。

「A賞まどか、B賞ほむら」はロット各2個。「C賞さやか、D賞杏子、E賞マミ、F賞なぎさ」、まどほむ以外の全員がロット各1個。ペアで並べてくれと言わんばかりのイラストなのに、である。

「杏子が当たったからさやか目当てに追加購入」ができるなら、まだ良い方。「もう片方が当たらないまま品切れする」という悲劇の方が多いだろう。

主役キャラを優遇するのは間違った判断ではないし、最終的にくじが偏ってしまうこともあるとはいえ、「ロットで1個」は流石に問題だと感じる。

おわりに

とにかく「需要(多い)と供給(少ない)のバランスの悪さ」の一言に尽きる。連休週明けの火曜、10月10日の正午に始まったオンライン販売分ですら、15時よりも前に完売が報告されていることからも明白だろう。

一番くじが「再発売(再販)」を実施している前例は少なくないので、この商品にも救済措置が欲しいところ。

*1:2017年8月のアプリリリースから一周年直前のタイミング